2025/03/31
プレスリリース
超高齢社会を背景に需要が高まる「終活」に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長:小林 史生、東証プライム:6184、以下:当社)は、2025年3月31日、書籍「今は亡きあの人へ伝えたい言葉9」を発行しました。本書は、一般公募による「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」手紙コンテストの入賞作を収録したシリーズ第9弾となります。
当プロジェクトは、コンテストの形で2010年にスタートし、これまでに累計1万通以上の応募が寄せられてきました。2023年秋から募集を行った第9回は、全国から2,000通超の応募があり、選考委員にはフリーアナウンサーの堀井美香氏と文学YouTuberのベル氏を迎え、金賞・銀賞・銅賞をはじめとする全82作品を選出。昨冬には授賞式および朗読イベントも初開催しました。
本書には、家族・友人・恩師・ペットなど、さまざまな存在に宛てた手紙を収録。喪失を経験しながらも“今”を大切に生きようとする人々の声を1冊の本にまとめました。
公式サイト:https://e-seizen.com/letter/
「今回、母に宛てた手紙は、あの頃の私から、母への返事です。」
――ヤマザキマリ氏
「亡き母への手紙に寄せて」にはヤマザキ氏が20代の頃、フィレンツェでの苦しい生活の中で母に宛てた手紙と、それに対する母の返信のエピソードが込められています。普段は口に出せなかった思いを手紙という形で“時を超えて”伝える内容は、読む人の心に深く届くものとなっています。
【書籍詳細】
書名 |
今は亡きあの人へ伝えたい言葉9 |
編集者 |
「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」実行委員会 |
出版社 |
株式 会社鎌倉新書 |
発売日 |
2025年3月31日(月) |
定価 |
1,760円(税込) |
ISBN |
978-4-907642-43-3 |
Amazon |
何十年ぶりかに母の友人の女性と会いました。横浜からわざわざ北海道までやってきた彼女は、カバンの中から「これ、あなたに」と一通の古い切手が貼られた封筒を私に手渡しました。そこには、私がかつてフィレンツェに暮らしていた頃、「苦悩の中でもがきながら、なんとかやっています」という近況を綴った、母宛の手紙のコピーが同封されていました。もう1枚の便箋には母の字で「相変わらず大変そうですが、どんなに苦しくても悔いのない人生となるよう、毎日祈り続けています」と綴られていました。リョウコは生前、私にそんな慮る言葉をかけてくれたことなど一度もありません。照れ臭くも、切なくなりました。今回、母に宛てた手紙は、そんな母に対する私からの返事です。 |
<手記>亡き母への手紙に寄せてより抜粋
ヤマザキマリ 氏
漫画家・文筆家・画家。
日本女子大学 国際文化学部国際文化学科 特別招聘教授、東京造形大学客員教授。
1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。
2010年『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞2010受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2024年『プリニウス』(とり・みきと共著)第28回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞。著書に『ヴィオラ母さん』『ムスコ物語』『扉の向う側』作品集『ヤマザキマリの世界 1967-2024』『世界逍遥録Ⅱ』『続テルマエ・ロマエ』など。現在、『続テルマエ・ロマエ』を集英社「少年ジャンプ+」で連載中。
「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」コンテストは、2010年のスタート以来、多くの方々に支えられ、累計1万通を超える手紙をお寄せいただきました。一つひとつのお手紙には、書き手の心の奥底にある想いが込められており、それらが誰かの心に響き、次の一歩を踏み出す力になることを私たちは信じています。
超高齢社会を迎え、終活への関心がますます高まる中、私たちはこれからも、皆さまが人生を振り返り、大切な方とのつながりを思い出しながら、後悔のない一歩を踏み出せるようなきっかけを提供し続けてまいります。
言葉にすることで気持ちは相手に届き、時を超えて残っていきます。この書籍が、読者の皆さまにとって、亡き人を想いながら自身の心と、そして“生”と、向き合うきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
株式会社鎌倉新書「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」実行委員会
メールアドレス:letter@kamakura-net.co.jp
問合せフォーム:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社 鎌倉新書 広報担当
〒104-0031 東京都中央区京橋2-14-1 兼松ビルディング 3階
TEL:03-6262-7185
MAIL:pr@kamakura-net.co.jp
問合せフォーム: https://www.kamakura-net.co.jp/contact/press-contact/
調査結果の引用をご希望の方:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/cite-contact/