会長メッセージ

会社を知る

「出版社」ではなく「メディア」

「鎌倉新書」と聞くとその社名から多くの人が出版社を想像することでしょう。確かに一昔前(20世紀)までは純粋な出版社でした。

しかし時代の変化に対応し今日では当社は出版社ではなく、分類からするとITメディア企業ということになるでしょう。 現在の事業のほとんどがインターネットを介したメディアから生じたものであります。 メディアとはそれを求める人々に有益、適切な情報を提供することが役割です。 (詳しくはこちら

私たちはメディア企業として有益な情報を発信することで社会に貢献して行きたいと考えています。

高齢者、シニアに向けて

さて、メディア企業としての私たちが専門とする領域は、わが国の高齢社会を背景として今もなお伸びゆく市場である高齢者の市場です。

近年では「終活」なるワードも一般化したように、日本の高齢者比率(65歳以上の人口比率)は30%近くにもなっており、今後は40%に向けて進展しています。

出生率が下がったり、生産年齢人口が年々減少するなどわが国は残念なことに以前のような活力が失われつつあるようです。そんな中で高齢者の割合は増え続け、2000兆円ともいわれる個人金融資産もその多くが、シニア層が所有しています。医療の進展も相まって平均寿命が延び、人生100年時代といわれる今日の日本の社会の中でシニア層の果たす役割は年々大きくなっています。

私たちは、こうしたシニア層の希望の実現や課題の解決をメディアとしての立ち位置からお手伝いすることによって、明るく前向きに生きる人たちを増やし、消費を活発に行ってもらうことで、社会に、そして日本経済に貢献していきたいと考える企業です。 (鎌倉新書のミッション・ビジョン・行動指針はこちら) 今日、わが国の超高齢社会の中で最も伸びゆく肥沃な市場に対して、企業として価値を提供してまいります。

人材に対する考え方について

再三再四申し上げている通り私たちはメディア企業であり、製造物や在庫があったり工場を持っていたりする企業ではありません。原則的に有形の資産を保有しません。

いっぽうで人材という無形の資産をたくさん保有する企業でありたいと考えています。 私たちは「ここで働く人たちが会社での活動を通して学び、人間として成長する」ことにこそ価値があると考えています。もっと言えば「会社あるいはビジネスは、そこで働く人間が成長するための単なる器に過ぎない」ということです。

会社は考える機会、目標が達成される喜び、顧客や社会に認められる喜びを味わってもらえるフィールドを働く人たちに提供をします。 そしてそのことによって、器である会社は、そこにあたかも魂が宿っているように輝きを発し、社会に有用な存在となるのだと考えています。 そこで働く人材が成長していくための学びあふれるフィールドを、豊かな人間関係が育まれる組織を、知恵を出し合って創り上げていきましょう。

東証プライム市場に上場している株式公開企業

最後に、鎌倉新書は規模はそれほど大きくはありませんが、わが国を代表する東証プライム 市場に上場する株式公開企業です。 働く仲間や取引先だけではなく、多くの株主よって支えられる企業であり、あたりまえですが法令の順守や情報の公開など適切な企業運営体制を有しています。 ESGが叫ばれる昨今の社会環境のもとで、特に事業の持つ社会性について誇れる企業でありたいと考えています。

再三再四述べている通り、日本は世界最先端の高齢社会であり、その課題は大きなものがあるとともに、この解決は真に社会から求められています。 私たちはその課題に真摯に向き合い、解決に導くことで社会に貢献したいと考えています。

共感してくださったみなさまからのご応募を楽しみにしています!