2016/06/17
お知らせ
決められた商品の営業活動を行う仕事。そして売れれば、多額のインセンティブが用意されている。求人情報の媒体を見ているとそんな会社ってたくさんありますよね。年収例△△歳、○○○万円なんて。
幸か不幸か、わたしたちの会社はそのようなスタイルの会社とは全く異なります。
したがって、ひたいに汗して朝から晩まで懸命に働き、たくさん稼ぎたい。そうお考えの方は、わたしたちの会社には多分合っていません。
わたしたちはハイパフォーマンスな知恵を、つまりひたいではなく頭の中に汗をかくことを希望しています。もちろん机の上で理屈ばかりこねているのも困りますので、バランスのとれた行動力も必要ではありますが・・。
わたしたちは、知恵を商品やサービスに変換して販売する会社です。
この知恵の源泉となるのは知識と情報です。知識と情報をミキサーにかけて、会社の理念と顧客のニーズ(ニーズにも潜在的なものと顕在的なものがありますが、わたしたちの場合は主として前者)というフィルターにかけて、でてきたアウトプットである商品やサービスを販売する会社です。
ちょっと抽象的ですね。
前置きはそのぐらいにして、まずはわたしたちの会社が考えていることを読んでいただけたらと思います。
出版社ではなく、情報加工業としての鎌倉新書 |
https://dncc51odhsc86.cloudfront.net/company/message.html
ここで書かれている通り、鎌倉新書という社名はどう見ても出版社ですが、行っているビジネスは出版ビジネスだけではありません。むしろ今日では主力事業は出版からインターネットサービスへ移っています。さて、もしわたしたちが鎌倉新書という社名にこだわり、わが社は出版社であると規定していたら、どうなっていたでしょうか。きっと、今日行っているようなインターネットサービスは行っていなかったでしょう。出版ビジネスはインターネットという媒体の出現によって、何割かのニーズがインターネット経由になってしまった(例えば、おいしい食事をしたい時に以前はHANAKOを読んで調べていた人たちが、最近では食べログで調べるようになったなど)わけですから、単純な出版ビジネスでは企業の成長は難しい状況に置かれていたのではないかと容易に想像することができます。わたしたちは出版業ではなく、情報加工業と定義づけたからこそ、インターネットという新たな情報ツールを使ってビジネスを行うことができたのだと思います。
私たちのコンセプト~エンディングビジネスの会社ではありません |
いま、わたしたちが出版やインターネットの分野で事業を行っているのはもっぱらエンディングマーケットの世界です。
エンディングマーケットで大きなカテゴリーは葬儀・仏壇仏具・お墓の各市場です。
たとえば、葬儀は規模が1兆円以上という個人消費の分野での巨大市場ですし、仏壇仏具や墓石もそれぞれ数千億円という規模のそれなり大きな個人消費市場であります。ましてや、高齢社会を迎えた我が国においては、近年大きな注目を浴びる市場でもあります。そして一見、多くの人にとって馴染みのないエンディングの市場ですが、その構造は一般的な個人消費の市場と何ら変わりはなく、特徴といえば、基本的に繰り返し購買するものではないこと、そして金額が比較的高額であるということであります。この世界が、現在わたしたちがビジネスとしての取り組みを行っている市場です。
さて、ここからが重要。どのような定義づけでこのようなビジネスを行っているかという点です。
わたしたちは「エンディングあるいはシニア向けの情報ビジネス」ではなく、「人と人とのつながりのサポート」というコンセプトでビジネスを行っています。「葬儀やお墓のサポート」では決してないのです。
なぜなら、例えば葬儀の場面は故人や家族との縁を感じ、つながりを再認識する場であり、一人では生きていかれない私たち人間にとっては、そこに意義や価値があるとわたしたちは考えているからです。本質は葬儀やお墓ではなく、人と人とのつながりであると考えているからです。
そのように考えれているので、私たちの事業領域はエンディングビジネスにとどまる理由はどこにもありません。
人と人とのつながりを感じる場面は、人生のさまざまな局面で存在しています。これをサポートするのがわたしたちのビジネスであるわけですから、エンディングと規定する特段の必要性はないのです。
現時点では、まだまだ経営資源が不足していることや、この分野でまだまだ手付かずのニーズがたくさんあるため、ここに絞り込んでいますが、将来についてはそこにとどまる理由があるとは思っていないのです。そしてこれから先も「人と人とのつながりのサポート」というコンセプトに基づいたさまざまなアイデアを社員一丸となって世に問うていきたいと考えています。
現在、どんなビジネスを行っているのか? |
そうはいっても、具体的にどんな事業をやっているの?という点がみなさまの大きな関心事だと思います。大きく分けるとわたしたちは下記のビジネスを現在行っています。
[1] WEBポータルサイトの運営(プラットフォーム事業)
上記のエンディング市場に向けた情報ポータルサイトを運営しています。いい葬儀.com、いい仏壇.com、いいお墓.com、遺産相続なび、を中核とする数十のポータルサイト を通して、消費者と事業者をつなぐ事業を行っています。これらのマーケットにおいて、現在のところオンリーワンのポジショニングを築いています。
[2] クライアントのインターネットマーケティングの支援
出版業として、エンディング業界の1万社を超えるお取引から、とりわけ大手企業に対してインターネットを活用したビジネスの支援をおこなっています。主な事業内容としては、企業サイトやECサイトの構築から運営管理、コンサルティング、最適化等の支援等です。
[3] 出版物及び雑誌の企画制作販売
エンディング業界に向けたビジネス情報誌「月刊仏事」をはじめ、関連書籍やパンフレット、販促物等の企画や制作および販売を行っています。これらの出版ビジ ネスで培った多くの企業との顔の見える関係や豊富なコンテンツが、インターネットビジネスに生かされている点もわたしたちの強みであるわけです。
[4] セミナーおよびコンサルティング
上記の業界の企業、あるいは消費者に向けたセミナーやコンサルティングを適宜行っています。
[5] その他の事業
高齢社会に向けて、わたしたちの経営資源を生かせるようなさまざまな新規事業に取り組んでいます。
どのような人材をわたしたちは求めているのか |
当たり前のことですが、世の中には様々な企業があり、それぞれが、様々な状況に置かれています。
現在のわたしたちの状況をまずお話ししましょう。
わたしたちはいま、「わが国の高齢社会」×「インターネットサービス」という領域で事業を行っていますので、 事業機会は豊富にあります。そして、そのための経営資源としての「モノ」と「カネ」についても何ら不自由はありません。しかし「ヒト」が明らかに不足している状況下にあります。「ヒト」がボトルネックになっているのです。「ヒト」さえ揃えば、私たちのビジネスは短期間で数倍~数十倍(ちょっと大げさですが)の成長をすることができると考えています。
では、私たちがどのような人材を求めているかについて、思考、そして経験やスキルという視点から詳述させていただきます。
事業会社でリアルな事業体験をしたいと考える人材
机の上で作戦を考えることも大切ですが、その作戦を実行することとが一対になっていないと面白くないと考える人がいます。
そのような人は、ぜひとも私たちの仲間に加わっていただきたいと思います。
リアルな事業体験を通して、成功や挫折、喜びや悲しみを受け入れ、それを人生の糧とすること自体が、仕事のもう一つの報酬だと私たちは考えています。
事業立ち上げの成功経験や失敗体験を持った、あるいはそこにチャレンジしたいと考える人材
飛行機は離陸するときに多くのエネルギーを消費します。ビジネスも同様に立ち上げの時期がいちばんエネルギーを必要とします。そして一旦飛び立ってしまえば、あとはそれほど大変なことはありません(一般論ですが)。私たちは、すでに世の中に存在する事業や商品・サービスの真似をするということはしません。情報を取り扱う会社として、常に新たな取り組みを行い、マーケットに問うていきます。そのためには、立ち上げの苦労を受けて立たなくてはなりません。そのような理由から、私たちは事業立ち上げの成功経験や失敗体験を持った人材、あるいは経験こそないが、そのようなチャレンジを厭わない人材を切に求めているのです。
インターネットサービスの経験がある、または関心の高い人材
当面のわたしたちの新しい取り組みは、おおよそインターネット というツールを活用したものになります。したがって、インターネットビジネスの経験がある人材、あるいはインターネットビジネスに興味関心があって、これを仕事として取り組もうという人材を求めています。ただし、わたしたちはインターネットの制作会社ではありません。よってサイトの制作に精通した技術に明るい人材というよりも、インターネットを利用して、どうやって顧客の興味関心を集めるか、どのようにマネタイズするか、などに経験や関心のある人材を求めています。インターネット自体をビジネスにするのではなく、インターネットを活用してビジネスにすることに精通、あるいは情熱を持った人材であるということです。
法人営業の経験やスキルを持った人材
インターネットポータル事業の拡大成長に伴い、共に顧客に最高の商品・サービスを提供していただくパートナー企業との関係が深まりつつあります。しかし、これらの法人のキーパーソンに対して適切な提案ができているかといえば、正直言って心許ないのがわたしたちの実情です。従って法人営業の経験やスキルを持った人材には、活躍していただくフィールドがわたしたちの会社にはふんだんに用意されています。もちろん、法人営業を指揮するような立場にあった方も歓迎いたします。
以上が、わたしたちが現在求めている経験やスキルです。次に年齢やポジションについてです。年齢は基本的に問いません。25歳ぐらいから40歳ぐらいまでの方を想定していますが、もちろんそれ以下の方でも、それ以上の方でも、人材としての魅力を感じられれば、構わないと思っています。ただ、わたしたちの会社の人事制度・給与制度の問題から年齢の比較的高い方には、それなりの経験やスキルを求めざるを得ないのが現状であることを正直にお伝えしたいと思います。ポジションとしては一般的にはアシスタントマネージャー(一般的に課長職程度に相当)、あるいはマネージャー(部長職程度に相当)としての受け入れを考えています。
会社の体制や、雰囲気あるいは人間関係など |
わたしたちの会社は比較的しっかりとした管理体制を敷いています。コンプライアンスの充実は当然のこととして、情報公開にも積極的です。たとえば毎月8営業日までには、社内で月次決算の説明会があります。また、賞与についても業績に連動させるため、その原資の金額や全体で基本給の何か月分になるかなどの情報も公開されています。
次に、他所の会社様のことはわかりませんが、わたしたちの会社の雰囲気や人間関係は比較的良好であると思います。社内ではAtoM(エイトム)という風土改革のプロジェクトが存在していて、そこでさまざまなテーマでイベントや勉強会が行われています。広報ブログを読んでいただければ、おおよその雰囲気は感じ取れると思いますので、ぜひご一読ください。
会社の理念やミッションなど志向していること |
わたしたちが考えていること、目指していることをまとめています。
正直、偉そうなことを言えるような会社ではないのですが、わたしたちが志向している軸のようなものが文言として必要と考え作成したものです。
企業理念
人が成長し、充実した人生を送るための最良の場であること
個人の成長を阻害しながら、企業が成長することに何の意味があるのでしょうか?
私たちは「ここで働く人たちが会社での活動を通して学び、人間として成長する」ことにこそ価値があると考えています。
もっと言えば「会社あるいはビジネスは、そこで働く人間が成長するための単なる器に過ぎない」ということです。
会社は考える機会、目標が達成される喜び、顧客や社会に認められる喜びを味わってもらえるフィールドを働く人たちに提供をします。そしてそのことによって、器である会社は、そこにあたかも魂が宿っているように輝きを発し、社会に有用な存在となるのだと考えています。
経営理念
私たちは、人と人とのつながりを感じる場面づくりのお手伝いをすることで、豊かな社会づくりに貢献します。
カンパニースピリット
人びとの織りなす不思議な縁と、その美しく強い結びつきのお手伝いをすることにより、私たちの企業と私たちの社会の発展、繁栄に貢献します。同時にそこで働く社員の物質的、精神的な成長と、そこから生まれる幸福感を私たちは分かち合います。
行動理念(クレド)
1、私たちは人と人とのつながりの場面をお手伝いすることで、顧客に信頼され、喜ばれる存在でありたいと常に考えています。
2、ビジネスとは知恵をモノやサービスに代え、これを求める人びとに提供することで直接社会に貢献するものであると私たちは考えています。そして、会社はビジネスを通して得られた対価を取引先や社員、あるいは税といったかたちでお金を循環させることにより、社会を豊かにするすばらしいシステムだと私たちは考えています。
3、私たちの仕事は情報サービスであり、ものづくりとは異なる視点が必要であることを理解しています。情報に知恵を付加させることにより価値ある商品やサービスを私たちは提供しています。そこにはものづくりとは異なり、目に見えにくいさまざまなコストが発生していることを理解しています。したがって、私たちが生み出す商品やサービスには、顧客が得られる価値に応じたしっかりとしたプライシングが必要なことを理解しています。
4、資産とは価値を生むものであることを私たちは認識しています。製造業であれば、それは工場であったり機械であったりするわけですが、私たちの最も大切な資産は、知恵や考え方や価値観であり、それらを所有する個々の社員それ自体であります。この(無形の)資産を増やすことに私たちは努力を惜しみません。
5、ビジネスとは常に等価交換であると私たちは考えます。モノやサービスを受け取り、お金を支払う側と、これらを提供し、お金を受け取る側は常に対等であり、等しい価値を交換しているのに過ぎないものと考えています。私たちはそのような認識を共有しているので、取引先は常にパートナーであると考えています。したがって絶対に下請け扱いはしません。当然ですが、お金を支払うパートナーに対して驕らず、お金を受け取るパートナーに対して卑屈になったりせず、常に敬意を持って接することができます。
6、私たちは新しい価値を創造し、独自の商品やサービスを自らが創り上げ、顧客に提供します。また、顧客の求める価値は日々刻々に変化するものとわきまえ、商品・サービスの改良や新たな価値の創造を追い求めます。また、私たち独自の付加価値を伴わない他者の模倣は行いません。
経営戦略
私たちは社会構造の変化やそれに伴う人々の意識の変化、そして情報技術の進化を常に注意深く観察します。そして、そこから将来生まれるであろう顧客のニーズを先取りし、市場にはこれまで存在していなかった商品やサービスをいち早く提供します。その際に、自社の強みや経営資源を十分に生かせるものであることや、ライバルに対する参入障壁をどのように確保するかをしっかり意識しながらビジネスを進めていきます。
人事理念
仮に会社が倒産してもあっという間に次の職場が確保できる、つまり多くの会社が欲しがる様な人材の育成を目指します。
具体的には、下記の人材です。
[1] それぞれの分野での高い能力とスキルを持った人材。
[2] 会社の成長が、個人の成長および報酬の伸びにリンクしていることを十分に理解し行動のできる人材。
[3] 「社会に貢献すること」の意味を常に考え続けることができる人材。
その他の情報について |
ここで触れていない部分については、【鎌倉新書採用ページ】をご覧になってください。
このページはかなり前に書かれたものなので、事業の内容等が多少変わっていますが、考え方の根幹の部分は変わっていません。
また、大企業とは異なり、中小企業においては経営トップの考え方が重要だとお考えの方は、以下のページをご参照下さい。
【コーポレートサイト内ページ】
【社長ブログ”展望”】
長々と書き連ねましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
最後に一言。
わたしたちは設備という有形の資産を所有する会社ではありません。
わたしたちは在庫という有形の資産を所有する会社ではありません。
わたしたちは優れた人材と優れた職場環境という無形の資産をたくさん所有する会社になりたいと考える会社です。
弊社の中核の人材として、それなら自分が相応しい、とお考えの方々のご応募をこころよりお待ちしております。
以上の案内を読んで、よし応募してやろう、と思っていただいた方は、一次面接は通過です。どうぞ二次面接からお進みください。
ここまで長文にお付き合いくださってありがとうございます。
株式会社 鎌倉新書
代表取締役社長 清水祐孝