WEBディレクター
稗田 麻衣 さん
楽天グループ株式会社→起業→鎌倉新書
新卒で楽天グループ株式会社に入社しました。当時は創業から7年、従業員数は200人程度でした。スピード重視でトライを繰り返してサービスを伸長させていくという風土はとても刺激的で、在籍した12年間で会社は一気に成長しました。
子どもの受験をきっかけに働き方を見直そうと退職し、その後は起業を経験しました。組織で働くこととは異なり、自ら考えやりたいことにチャレンジできた一方で、自分だけの力でできることには限界があることも実感しました。
受験が終わり子育てが一段落するタイミングでもう一度組織で働くことを検討した時、鎌倉新書で働いている楽天時代の同僚から声をかけてもらいました。当時の鎌倉新書は、既存の供養領域を基盤としながら相続という大きなマーケットに乗り出し、幾つもの新サービスの開発に着手しているタイミングでした。相続の分野は個人的な経験からも課題の大きさを感じていたので、チャレンジするなら鎌倉新書しかないと思いました。
「いい相続」を中心とした相続関連のWebサイトの企画運営グループでマネージャーを任されています。相続事業のミッションは、ご家族を亡くされたあとの相続手続きや相続税申告でお困りの方のご相談を受け、適切な専門家をご紹介することです。Webチームでは、より多くの方にサイトに訪問していただくことと、鎌倉新書に相談するために行動してもらうことを目指して、サイト作りをしています。具体的にはコンテンツ制作によるSEO対策やリスティング運用、CVR(ConVersion Rate)を上げるためのUI/UX改善などを行っています。
一貫してWEBディレクターとしてのキャリアを積んできました。大切にしていることは「ユーザー視点と企業視点のバランスをとること」です。
企業としては利益を上げるために自分たちが見せたい情報・売りたい商品を前に出したいという思いがありますが、それがユーザーの求めている情報でない場合、当然ですが利益にはつながりません。同じように、ユーザーが求めている情報だけを集めたサイトを作っても、利益につながらないというケースも出てきます。
どのような商品やサービスのWEBサイトを作る場合でも、ユーザー視点と企業視点の両側面から考えた価値の最大化を目指すことが最も大切だと考えています。
いまの鎌倉新書は終活インフラの創造をビジョンに掲げ、柱となる事業から派生する小さな新規事業を次々と生み出しています。
終活領域のサービスは、顧客起点で考えると解決すべき社会課題が非常に多いと感じます。既に成熟している事業やサービスではマイナーチェンジしかできませんが、今の鎌倉新書では小さなトライアルを繰り返して成果を出すことができます。
少数精鋭で任せてもらえる風土もあるため、とてもやりがいを感じています。かましんスタンダード(行動指針)にある「スピードは成功のもと」を念頭に、身につけてきた知識とスキルをフルに活かして会社の成長を支えていきたいです。
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