実は前職までは、エンジニア専門のキャリアアドバイザーをしていました。求職者に向き合い、課題解決ができることにやりがいを感じていましたが、仕事を続けていくうちに「世の中の課題を根本的に解決する」=エンジニアという考えにたどり着いてしまい、キャリアチェンジを考え始めました。
求職者から直接開発に携わる思いをよく伺っていたのもありましたが、アドバイザーとしてエンジニアの転職支援をするより、自分自身がエンジニアになって社会課題に向き合ってやろう!エンジニアに俺はなる!みたいなテンションでした(笑)
元々Excelを使ってマクロを組んで業務効率化をするのも好きだったし、プログラミングも勉強してみるとドハマり。キャリアの方向性と興味が結びついて、一番しっくりきました。気づけば会社を辞めて、一心不乱にプログラミングを学習するように。未経験のエンジニアデビューは思っていたよりも大変でしたが、それ以上に楽しかったです。
2つ重視したことがあります。
・転職先は社会課題の解決に取り組む姿勢があるのか?
・作ったシステムはどのような形で社会に貢献できるのか?
世の中にはたくさんの社会課題がありますが、鎌倉新書に入社を決めた理由はカジュアル面談で聞いた「終活インフラ」でした。
実は私、幼いころに姉を亡くしているんです。突然の出来事だったので葬儀の手配や膨大な量の手続きに追われる母の姿は、今でも鮮明に覚えています。
その実体験があったから、急を要する「終活」にはいつでも瞬時に・手軽にアクセスできるべきだと感じました。「インフラ」として終活に必要なあらゆる情報を展開する鎌倉新書と出会ったとき、長年抱いていた課題が解決できると確信したんです。
入社後しばらくは、自分での技術習得に加えてOJTを受けながら進めていました。エンジニアはフルリモートが基本なので、Slackでコミュニケーションを取っています。分からないことがあれば気軽に質問できるフラットな環境は最高ですね。
現在は、社内システムを共通化するIT化プロジェクトに参加しています。日々事業部とすり合わせながら、要件調整、実装方針の検討、コード外のシステムについての調査・対応、小さなプロジェクトの管理を担当しています。開発の実務経験が乏しい私も、上流工程から携わっており、チャレンジと成長の毎日です。
鎌倉新書は裁量の大きい会社です。もちろん同じだけの責任も伴います。任せてもらえるからにはプロとして、自分でスキルを向上させ、自身の成長とプロダクトの品質で期待に応えたいと思って仕事をしています。
そして、作ったプロダクトが終活インフラの一部となることで、社会の課題が解決されます。私があのころ思い描いていたことが早くも実現できていて、エンジニアとしての第一歩は、最高のスタートになりました。