鎌倉新書には、終活という社会的意義の高いテーマに取り組みながら、不確実で変化の多い市場を切り拓く挑戦ができる点に大きな魅力を感じました。
この分野では、まだ多くの課題が存在していますが、それを解決するためのアイデアや戦略を自ら立案し、実行に移せる環境があります。また、複数の事業・サービスがある中でマーケティングが経営の意思決定に近い位置で機能しており、全社的な成長に直接貢献できる点も私にとって大きな魅力でした。
リソースやオペレーションが完全に整っているわけではありませんが、その分、自律的に考え、行動し、成長できる環境があります。このような挑戦の中で、個人としてもスキルを高めながら、社会全体に価値を届ける仕事ができる点に惹かれました。
これまでのキャリアでは、限られたリソースの中で成果を出すための仮説検証や、課題解決に向けた柔軟な対応力が必要な環境を選んできました。たとえば、スタートアップでの経験では、顧客セグメントごとの課題を深掘りし、事業全体のさらなる成長戦略を設計することで、短期的な売上目標を達成すると同時に、プロダクトの改善や組織づくりにも貢献しました。
この経験は、鎌倉新書でも非常に役立っています。特に、終活というデリケートなテーマでは、ユーザーの本質的な課題を理解し、それに応じた価値を提供するアプローチが求められます。
ここでは、自分自身で考え、動き、成果を上げることが求められる環境だからこそ、これまでの経験を最大限に活かせると感じています。
鎌倉新書のマーケティングは、他の業界と共通する部分もありますが、特に特徴的なのは、事業全体の成長を支える戦略的な役割が求められるフェーズにある という点です。比較的整ったリソースやオペレーションの中で、明確なプロセスを基に施策を展開する局面というよりも、自ら新しい施策や戦略を設計し、ゼロから形にしていく力 がより一層求められています。
また、前職まではブライダル・婚活・転職(人材)といった領域で、マーケティングを通じて「人の意思決定を支援する」仕事に携わってきました。ブライダルや婚活、転職では、ユーザーのライフイベントに寄り添い、最適な選択をサポートすることが求められました。一方で、鎌倉新書が扱っている終活は、ユーザー本人だけでなく、ご家族も関与するケースが多く、意思決定のプロセスがさらに複雑です。単なるプロモーションではなく、ご家族の心理的負担も考慮しながら、適切なタイミングで価値を届けることが求められます。
このようなマーケティングの難しさはある一方で、施策が直接ユーザーの安心感につながる実感があり、社会的な意義の大きい仕事だと感じています。マーケティングの本質をさらに深く考えながら、事業成長と社会的価値創出の両面で貢献できることが、大きなやりがいになっています。
鎌倉新書は非常に高い目的意識を持つ人が多く、終活というテーマに真剣に向き合っています。その姿勢は、事業の成長に欠かせない大きな強みだと感じます。
一方で、オペレーションや組織体制が過渡期な状態の部分もあり、課題を感じる場面もあります。しかし、この未成熟さは同時に、個人が自ら考え、行動する余地が多くあることを意味しており、自律的に成長したい人にとっては最適な環境だと考えています。
また、マーケティングが経営と直接つながる役割を果たしているため、自分のアイデアや行動が全社的な成果に影響を与える実感が得られる点も魅力です。このような環境で、組織全体の成長をさらに加速させるために、自分自身の経験を活かして事業に貢献していきたいと思っています。