大学で建築学を専攻しており、卒業後は地域の工務店やリフォーム会社を対象とした20名規模のコンサルティング会社に就職しました。
入社後、担当したのはWEBマーケティング組織の立ち上げ。未経験でしたがデザインやWEBサイトのコーディングを1から学び、他にもクライアントへの提案・受注後の企画から実行など、できることは何でもやっていました。
ハードな経験でしたが、企画・開発・提案までワンストップで携わっていたので「クライアントの課題解決」を第一に、幅広い提案ができることが何よりもやりがいでした。WEBマーケターとしての「総合力」が養われたと感じています。
「お客様一人ひとりに寄り添う」という働き方を大切にしたかったからです。
前職では、本当に多くのことを学ばせていただきました。ただ、会社全体の売上が成長し組織も大きくなる中で「誰もが同じクオリティでできるように」ということで業務の画一化が進み、クライアントに提案できることが制限されてしまったんです。
もちろん会社が成長するためには必要なステップだと思いますが、その一方で私自身が強みとしていた「クライアントのニーズに合わせた課題解決」が難しくなってきました。
もっと柔軟に、自分らしい方法で顧客に向き合える環境で挑戦してみたいと思ったことがきっかけです。
「いい葬儀」のWEBマーケティングを担当しています。
最近は「一律●万円」というパッケージ型の葬儀も増えてきていますが、「いい葬儀」はポータルサイトとして値段や場所・対応可能な葬儀の内容など、比較検討できる場を提供することに意義があります。
目指しているのはユーザーが使いやすく「喪主やご家族にとって1番いい葬儀」を実現できるサイト。
葬儀は、決してポジティブな動機が起点ではありません。できれば経験したくない「必要に迫られて初めて購入を検討する」特殊な市場です。タイミングや方法を少しでも間違うと信用問題にもかかわり、ユーザーが離れて行ってしまうシビアな側面もあります。
「とにかくWEBサイトのPVを上げなければ」と個別施策の成果を追うのではなく、ユーザーの感情や心理への配慮を第一に考えなければなりません。必要な人に適切な情報を届けることで成果がついてくるので、まさに「寄り添い」が必要とされるマーケティングです。
人生でそう多く経験しないことですが「絶対に必要となる商品」なので、不安を1つずつ取り除きユーザーの納得感を得られるコミュニケーションプロセスを設計することを意識しています。
「ユーザーが本当に納得できる選択」をサポートできることです。
鎌倉新書の行動指針に「アタマをフル回転、すべてはお客様のために」という言葉があります。
コロナ禍を経て、家族葬・一日葬が注目されるなど葬儀の形も多様化しています。たくさんある情報をユーザーの多様なニーズにあわせて価値あるものに加工し「ベストな選択をするお手伝い」ができる点にやりがいを感じています。
社員同士の信頼関係が強く、誰かが困ったときには自然と手を差し伸べる文化があります。
入社してすぐに感じたのは、みんなが「お互いの長所を認め合う」姿勢を持っていること。相談しやすく、チーム全体で課題に向き合える環境が整っています。
直近では業務システムのリニューアルプロジェクトがあって。「もっとこうしたらどう?」と意見を活発に出しあえるので営業や開発など部署間の連携もスムーズで驚きました。全員で1つのゴールを目指している一体感があって、色々な意見を受け入れてくれる土壌が好きですね。
日々のタスクに追われるだけではなく「サービス全体をどう変えるか」という視点を持つ方が多く、それが鎌倉新書の強みだと思います。
ベンチャー企業のような柔軟性が残っているので「自分の意見を聞いてもらえる安心感」が、働く上で大きなモチベーションになっています。
「終活」という誰しもが避けられない、人生の重要な場面にかかわるのが私たちの仕事です。その中で、ユーザーの不安を少しでも軽くし、納得感を持って選択をしていただけるようにするのが、使命だと感じています。
「いい葬儀」は2024年6月に累計相談数100万件を突破しました。まだまだ課題も多いですが、信頼できる葬儀相談・依頼サイトとしての地位を確立し、終活インフラとしての価値を感じていただけるよう取り組みたいと思っています。